自分の意見を伝えるとき、相手を怒らせてしまった、思わぬトラブルに発展してしまったなんてことありませんか？
ここでは良好な人間関係をつくる伝え方「アイメッセージ」をご紹介します。
アイメッセージの「アイ」は「私」という意味です。「私はこう思うよ。私はこうしてほしいんだよ。」の形で自分の考えを伝える方法です。
アイメッセージに対し、ユーメッセージというものがあります。ユーメッセージは「あなた」を主語にしたメッセージです。
例えば「なんで報告しないんだ」「なんでミスしたんだ」という表現になります。相手を非難する印象が強いですね。
では、今の例をアイメッセージに変換してみましょう。
「なんで報告しないんだ」→「（私は）報告がないから進捗状況がわからず困っているよ。共有してくれると助かるんだけどな。」
「なんでミスしたんだ」→「（私は）あなたがもう少し確認しながら作業を進めてくれるとありがたいな。」といった感じです。
アイメッセージのメリットは、自分の意見と他者を尊重した表現方法です。良好な人間関係の構築に役立ちますが、一方で相手に自分の意図がはっきり伝わらないことがあり、業務指示などには不向きとされています。
アイメッセージ、ユーメッセージうまく使い分けて円滑なコミュニケーションをしたいですね。